妊娠初期症状、どんな症状?いつから?
妊娠を望む女性、妊娠活動中の女性であれば特に気になるのが妊娠初期症状ではないでしょうか。
もうすぐ生理の予定日と言う頃から、私も身体の変化に敏感になったりしました。
妊娠検査薬ではまだ反応が出ていないけど、いつもと違う身体の変化を感じたりしたら「もしかして…妊娠した!?」と思って期待してしまいますよね☆
さて、今回は妊娠初期に起こる身体の変化(症状)はどんなものがあるのか、また妊娠初期症状はいつ頃から現れてくるのかなどをご紹介していきたいと思います。
まず、妊娠初期とはいつのことをさすのでしょうか??
妊娠初期とは
最初に、妊娠週数の数え方をご紹介します。
昔から、妊娠期間は十月十日(とつきとおか)と言われていて、妊娠期間はおおよそ10ヶ月です。
その約10ヶ月のスタート日はいつになるかと言うと、前回の生理開始日が始まりの日となります。
性交渉をもった日がスタートだと思ってしまう方も少なくありませんが、正しくは前回の月経がはじまった日を起点と考えます。
妊娠週数の数え方は、「前回の生理開始時から0日0週という数え方」をします☆
妊娠期間の区別については下記になります。
妊娠超初期;妊娠0週-3週
妊娠初期;妊娠4週~15週
妊娠中期;妊娠16週~27週
妊娠後期;妊娠28週~40週
ですので、妊娠初期と言われるのは、妊娠4週~15週にあたります。
妊娠初期症状は、一般的に生理予定日から1週間以上経過した頃(妊娠5週目)に始まると言われています。
この頃になると、妊娠検査薬を使用した時に反応が出てくる時期となります。
(妊娠検査薬は、妊娠超初期などあまり早い時期では妊娠していても反応がでない場合があります。)
この、妊娠4週から妊娠14週までの妊娠初期に、身体にあらわれる色々な症状が「妊娠初期症状」や「妊娠兆候」と言われるもので、つわりもその一つとなります。
妊娠初期(妊娠4週目から)は、女性の身体の中で、お腹の赤ちゃんを守るために女性ホルモンが分泌され、徐々に子宮が膨らみ始めます。
妊娠初期症状とはどういった症状?
上記にご紹介した妊娠期間の区別を参考にして頂くと、妊娠初期は妊娠4週~15週です。
妊娠初期に現れる症状とは一体どのようなものでしょうか?
その症状や特徴について記載していきます。
【症状1:微量の出血】
生理予定日や、予定日より少し前に微量の出血がみられることがあります。
これは「着床出血」と呼ばれるもので、受精した卵子が子宮壁に着床する時期に出血する症状です。
この出血の色や出血量には個人差があり、薄いピンク色のものだったり、茶色っぽいもの、真っ赤な鮮血の場合もあります。
量は少量のものから、普段の生理のときの量の出血がみられる場合もあります。
この着床出血は、生理予定日あたりに出血がみられるので、「今月も生理が来たか~。」と思う方も少なくないようです。
着床出血の場合は、一般的に出血がみられるのは長くても3日くらいで、出血量も生理のときより少ないことが多いようです。
しかし、この時期の出血は化学流産(妊娠反応は現れたが、超音波検査で確認がきる前に流産してしまった状態)の場合もありますので、いつもの生理と違った出血が持続的にある場合には、産婦人科を受診してください。
また、他にも着床出血とは異なる出血もいくつかありますので、下記にご紹介します。
・切迫流産
妊娠22週未満に起こり、赤色・茶褐色の出血が見られます
・絨毛性出血
妊娠初期は胎盤が形成される時期です。
絨毛膜下血腫とは妊娠5週~妊娠20週頃に起きる出血のことで、絨毛が子宮内膜に根を張っていく事で子宮が胎盤と一体化します。
この過程で血管が破れたり、子宮と胎盤の密着部がはがれたり、絨毛と子宮内膜の間にできた血の塊が子宮の外に排出される際に、茶褐色の出血が起こります。
出血は数日~数週間続く事がありますが、妊娠初期には良くあることで、これが流産に繋がる事はほとんど無いようです。
ただし、出血が続き腹痛が治まらない時は、切迫流産の可能性が考えられるので、すぐに医師の診察を受けてください。
・膣炎・膣びらん(膣部のただれ)
妊娠中はホルモンバランスの影響もあり、膣炎になりやすくなっています。
妊娠4週~妊娠15週におきやすく、子宮の入口が赤くただれている状態の事を言います。
こちらは子宮内からの出血ではないので、腹痛の症状はなく、おりものに少量の出血が混じる事が多いです。
・子宮頚管ポリープ
子宮頸管ポリープは、子宮頚部にできるいぼ状の腫瘍の事で良性と言われています。
内診や性交渉の少しの刺激でポリープから出血してしまうこともあります。
痛みが無い無症状の物ですが、早産の危険があると診断された場合には切除手術する事があります。
・子宮外妊娠
妊娠反応に陽性が出たのに子宮内には何も見られず、受精卵が子宮内膜以外のところに着床し、発育してしまうことを子宮外妊娠と言います。
これは、妊娠初期の出血で最も注意が必要です。
受精卵が卵管に着床した場合、大きくなると卵管流産や卵管破裂を起こす可能性があり、卵管が破裂し大出血を起こすと、大量出血・激しい腹痛・ショック症状など母体の命にかかわる場合もあります。
・胞状奇胎
胞状奇胎は約500人に1人の割合で発症すると言われています。
絨毛組織が異常を起こし、妊娠した子宮内にぶどうの房のようなつぶつぶが多数存在する絨毛性疾患の1つです。
妊娠の継続は難しく、絨毛ガンになってしまうリスクがあります。
胞状奇胎は茶色のおりものや少ない出血が続き、下腹部に痛みを伴い、手術が必要となります。
着床出血以外には上記のような出血もありますので、お腹の傷みや張り、大量出血、出血が鮮血の場合、何か違和感などを感じた場合は自己判断ではなく、早めに病院で診てもらいましょう。
【症状2:吐き気がする、気持ちが悪い】
吐き気や気持ち悪さというのは、最も多くの人が感じる妊娠初期症状の一つです。
もし生理開始予定日を過ぎても、胃のムカムカや気持ち悪さが続いているようであれば、妊娠初期症状「つわり(悪阻)」の可能性があります。
つわりは早い人の場合、妊娠4週から現れ始めます。
私の場合もつわりのスタートは早かったです。
私は、次の生理予定日にフライング気味に妊娠検査薬を使用して陽性が出ました。
それと同じタイミングでつわりがスタートしました。
また、この吐き気・気持ち悪さの現れ方も人によって様々です。
常に吐き気がする「吐きつわり」や、自分のよだれで気持ちが悪くなってしまう「よだれつわり」や、何か食べ物を口に入れていない(食べていない)と気持ち悪くなる「食べつわり」や、においに反応して気持ちが悪くなる「においつわり」や、「ねむりつわり」などがあります。
下の記事でつわりの種類をご紹介しているので参考までに★
↓ ↓ ↓
しかし、中にはつわりもなく妊娠期間を終える方もおられます。
私の場合は、吐きつわりとにおいつわりが妊娠中期まで続いたので中々きつかったです。
いつも家で使用している柔軟剤のにおいが気持ち悪かったり、人や店舗に残ったたばこのにおいが気持ち悪かったり、上司が深酒した呼気が気持ち悪かったり…。そういえば自分のつばの味がにがいと感じたこともありました。
もし、胃部不快感や吐き気で、食事が摂れなくなってしまうなどの場合には、産婦人科を受診しましょう。
【症状3:胸が張る、胸が痛くなる】
こちらについても、生理の前に現れる症状と似ていますが、生理開始予定日を1週間くらい過ぎても胸の張り・痛みが続いている場合は妊娠初期症状の可能性があります。
このように、胸の張りや痛みが現れる原因は、ホルモンバランスの変化によります。
妊娠によってホルモンバランスに変化が起こり、乳腺や乳管が発達して、母乳の生成準備が始まるためです。
妊娠週数が進むにつれて、乳首や乳輪の色が大きさに変化を感じたり、胸をさわると痛みを感じたり、ブツブツが現れたりする方もいます。
私も妊娠前と比べると胸の変化は自身で感じ取ることができました。
胸が張ったり痛みを感じはじめるタイミングや程度にもまた個人差があるようです。
痛みがひどかったり、不快感がある場合はサポートブラを着けると、違和感は少しは緩和されるかと思います。
【症状4:おりものが変化する】
こちらの症状が現れる女性も少なくないようです。
おりものは、生理周期によっても状態や色、においなど変化があり、健康状態によっても変化がみられます。
病気のときには色やにおいがいつもと違ったり、形状もポロポロしたカッテージチーズ状のものだったりとすることもあるので、おりものは健康状態の指標にもなります。
おりものは、妊娠によって変化する場合もあります。
おりものの量が増えた、色が茶色っぽくなった、水っぽい感じになった、においがいつもと違うなどの変化が、生理予定日の数日前くらいから、おりものの変化が現れた場合は妊娠初期症状の可能性があります。
このおりものの変化は、着床後に「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌が増加することで起きる変化です。
【症状5:腹痛、下腹部痛が起きる】
子宮のあたりや下腹部にチクチクとした痛みを感じる場合や、お腹が引っ張られるような痛みを感じる場合があります。
人によっては、下腹部というよりも、脚の付け根に痛みを感じたり、お腹全体に痛みを感じたりする場合もあるようです。
生理開始予定日の1週間前くらいに子宮周辺に痛みを感じたら、「着床痛」(受精卵が子宮内膜に着床したときに感じる痛み)の可能性もあると言われていますが、着床痛についてはまだ医学的に解明されていないようです。
また、月経前症候群(PMS)の方はお腹の痛みが現れることも多いため、「腹痛」の症状だけでは妊娠初期症状と見分けるのは中々難しいかもしれません。
【症状6:腰痛が出る】
妊娠によって腰痛の症状が現れる方もいます。
これは妊娠し、ホルモンの分泌に変化が起こることによります。
妊娠によって分泌されるホルモンが、出産の際に赤ちゃんがママの産道を通れるように、骨盤の関節や靭帯を緩めてくれるので、その影響で越に痛みを感じるようです。
ホルモン分泌の影響のほかには、お腹が大きくなってくると姿勢や重心に変化が起こり腰痛を感じる場合もあります。
妊娠後期に腰の痛みがひどくなり始める方が多いですが、妊娠初期から腰痛を感じる方もいます。
私の場合は、日ごろ腰痛を感じることがほとんどなかったので、「もしかしたら妊娠初期症状かな?」と思いましたが、この腰痛に関しても、妊娠初期症状かどうかを見分けるもの難しいかもしれませんね。
【症状7:頻尿、便秘、下痢になる】
頻尿・便秘・下痢についても妊娠初期に感じる方は多いかもしれません。
これも症状の程度や期間は人それぞれです。
私は妊娠初期にお腹がひどくゆるみ、お腹の赤ちゃんが大丈夫か心配になるほど、トイレとお友達をしていました…。
このような頻尿、便秘、下痢などの症状も妊娠によるホルモンバランスの変化や、子宮が大きくなってくることが影響しています。
こういった症状は妊娠初期だけでなく、妊娠中期頃まで続く方もいるようです。
妊娠後期にもなると、子宮はかなり大きくなり、胃や腸、膀胱などを圧迫します。
胃が押し上げられたような感じで胸焼けや胃痛を感じたり、膀胱を圧迫されることで頻尿気味になる方も少なくありません。
うちの母や友人は妊娠中はお通じが良かったと言っていましたが、妊娠初期の下痢の後は妊娠中ずっと便秘気味でした。
これも人によってそれぞれなんですね。
【症状8:味覚、嗅覚が変わる】
妊娠をすると味覚や嗅覚に変化が現れることがあります。
今まで大好きだった食べ物や飲み物が美味しくなく感じたり、いつも慣れているはずのにおいを嫌だなと感じたり。
人の香水のにおいや煙草のにおい、自分の家のにおいまで気持ち悪くなってしまう方もいます。
私も妊娠初期からにおいに敏感になり、つわりが続いていた次期は、自分の家のにおいや柔軟剤のにおいも嫌になるほどでした。
食べ物に関しては、つわりで気持ち悪いけど、ポテトチップスやファーストフードのポテトなどの塩分があるものを食べたくなった時期もあって、チョコレートなどの甘いものはその時はあまりほしくなかったです。
こう言った、味覚や嗅覚の変化も個人差があります。
以前好きだった食べ物やにおいが身体に受け付けなくなると、特につわりと重なった場合きついですよね…。
味覚の変化や、つわりの吐き気で気持ち悪いときは、できれば何も食べたくないと思ってしまいますが、この時期は、むりなく食べられるものを食べられるだけ摂っていくようにすると良いようです。
バランスの良い食事が摂れるのであればそのほうが望ましいのですが、妊娠初期の段階では、お腹の赤ちゃんへはママが身体に蓄えている栄養が届くと言われていますしね。妊娠中期頃からは、栄養バランスを考えた食事が摂れると良いですね。
私は妊娠初期のころは、冬でしたがそうめん以外はのどを通りませんでした…。
妊娠中は、お腹を冷やさないような注意も必要ですね。
【症状9:微熱が続いたり、基礎体温が高い状態が続く】
妊娠すると、基礎体温に変化(高温期の継続)がみられます。
基礎体温は、生理日から2週間前後は「低温期(基礎体温が低い)」が続き、「排卵期(排卵が起こる)」があり、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌によって「高温期(基礎体温が高い)」が2週間前後続きます。
この間に、受精卵が着床するとプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌を続け、高温期が続きます。
受精卵が着床しなければ、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が減り、基礎体温が下がります。
高温期(体温が高い状態)が続くことで、身体が熱っぽく感じたり、ほてりを感じたりすることもあります。
【症状10:身体がだるい、重たい、眠気を感じる】
「動いているのがつらいなー、横になっていたいなー…」と思うような身体のだるさや眠気を感じる場合もあります。
生理予定日前には、妊娠していても、していなくても、黄体ホルモンの分泌の影響で眠気を感じることがあるようですし、身体のだるさについても風邪の場合がありますので、他の妊娠初期症状なども現れていないか確認すると良いでしょう。
【症状11:頭痛がする】
妊娠すると、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増加します。
プロゲステロンには血管拡張作用もあるので、その血管収縮の影響によって、頭がズキズキと痛む「偏頭痛」を感じることがあるようです。
頭痛についても、現れ方は個人差がありますし、月経前症候群の1つにも頭痛があるので、頭痛の症状だけでは妊娠初期症状かどうかを判断するのは難しいかもしれません。
【症状12:胃が痛い】
妊娠初期症状で、胃が痛くなったり、ムカムカや吐き気を感じる方もいます。
妊娠と胃痛は中々イメージがわきにくいかもしれませんが、胃痛はつわりの一種のようで、胃炎のような痛みを感じる場合もあるようです。
妊娠をすると、プロゲステロンの分泌の影響によって胃腸の働きが弱くなり、食べた物や胃酸が胃の中にたまるなどして胃痛が起こります。
胃の違和感の感じ方も、ムカムカする、チクチクする、キリキリするなど、症状や程度は人それぞれですが、日ごろ胃痛を感じることがあまりない場合は、妊娠初期症状かもしれません。
妊娠初期症状の胃痛の場合、早い方は着床して数日で感じるケースもあるようです。
【症状13:ニキビや吹き出物など肌荒れが起きる】
お肌の変化を感じる方も少なくありません。
妊娠し、ホルモンバランスに変化が起こると、ニキビや吹き出物が増えたり、お肌がカサカサ乾燥したりなどの肌荒れが起こる場合があります。
私は妊娠初期が終わるかなというころに、おでこの荒れや身体全体の乾燥が気になりました。乾燥からかゆみを感じたりもしたので、全身ボディークリームで保湿していました。
こういったお肌の変化については、バランスの良い食事を摂り、良質の睡眠をとったり、
敏感肌用の化粧品やボディー用品を使うなどが対策としては良いかなと思います。
【症状14:情緒不安定になる、涙もろくなる】
妊娠すると、情緒が不安定になりがちです。
いつもは何とも思わないことでも何だか落ち着かなかったり、不安を感じたり、落ち込んだり、泣けてきたり、急に腹がたったりすることもあります。
これは女性ホルモンのバランスが影響しています。
私も妊娠初期は自分で情緒不安定だな、なぜか気分が変わりやすくなったと感じることもありました。
ふとしたときに出産への不安を感じたり、主人にイライラしたり(これはつわりがつらくてそう言った感情になったのかもしれませんが。)
以上、私の妊娠経験と下記を参考に妊娠初期に現れる症状をご紹介してきましたが、ご自身に当てはまる症状はありましたか??
まとめ
妊娠によって、ホルモンバランスが変わるとはいえ、必ずみんなが全ての妊娠初期症状を感じるわけでもなく、症状を感じたときの程度や時期も人それぞれとなります。
また、PMS(月経前症候群)として現れる症状と似ているものもあったり、風邪などと区別がつきにくい症状もありますので、妊娠初期症状と見極めるのは難しい場合もありますが、ご紹介してきた症状の中でも【症状9:微熱が続いたり、基礎体温が高い状態が続く】の「基礎体温」については、高温期が続くようであれば妊娠している可能性は高いと言えます。
生理予定日を過ぎても生理が遅れている方や、妊娠初期症状のようなものを感じて妊娠しているかどうかが気になる方は、妊娠検査薬で調べてみたり、産婦人科を受診しましょう。
では次回は、妊娠初期症状が起こるのはなぜか、PMS(月経前症候群)・生理不順との違い、妊娠初期症状が出たら、注意したいこと、などについてご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに☆
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